ソラナックスとは
現代人は常にストレスに晒されています。激しい企業間の競争やそれに伴うノルマの増加など、ツールは高度化されていますがメンタルな面ではその苛酷さは厳しさが増す一方なのではないでしょうか。
そんな環境下ですから精神科の診断を受ける人も増加しているようで、その症状も胃潰瘍や過敏性腸症候群、狭心症、緊張性頭痛に加え、最近ではパニック症候群、うつ病、睡眠障害などが目立つようになってきています。
パニック症候群とは以前では不安神経症と呼ばれていたもので、強い不安感などが症状として顕れる精神疾患のひとつです。
パニック障害になった患者の多くは、日常ストレスを溜めやすい環境下で生活している人達で、その発作は、閉鎖的な狭い空間（満員電車の中など人が混雑している状況）や、広場などの歩行中に急に強いストレスを覚え、動悸や息切れ、めまいなど自律神経症状が顕れ、空間認知による不安感に襲われてしまいます。
そんな患者に使用する薬がベンゾジアゼピン系の緩和精神安定剤、抗不安薬の一種であるアルプラゾラム (Alprazolam) で、日本ではファイザー製薬のソラナックスや武田製薬のコンスタン、メディサのメデポリンという商品名となっています。特にソラナックスは医師から処方されている人も多く、聞いたこともあるでしょう。